2023.08.23
アクティブラーナーズコース2年生の必修科目に「チームトライアル」があります。この科目はチームで社会課題を見つけ課題解決を行う授業で、チームで働く力を養成する実践実習です。身近な社会活動として、ALコースに日頃から関わっている9名の教員が日頃から取り組んでいる社会活動を、この授業のプロジェクトテーマとして提供します。学生はその中の1つのプロジェクトに参加することで、仲間と協力して設計・実践・省察のサイクルを実践していきます。
今回は、1つのプロジェクトとして夏休み期間に実施した「Project No.1 島に学ぶ-小学生との海洋スクール合宿-」について紹介します。このプロジェクトは、ALコースの重松教授が10年以上に渡って関わっている島に学ぶ教育を掲げた離島活性化活動の1つです。ALコースの2年生5名と重松教授は、分校の育友会,高島町町内会,NPO法人佐世保海洋スポーツ協会の助けを得て、佐世保市
内の小中学生と分校の児童と共に、衣食住を共にした海洋教育合宿を実施しました。夏休み期間中の8月5日~8日、長崎県佐世保市の高島が舞台です。高島は周囲6キロほど、フェリーで20分ほどの所にある離島です。島内には全校児童7名の分校が唯一の学校です。今年は佐世保市内の小中学生と分校の児童合わせて7名での海洋教育合宿でした。
活動は海からの贈り物として「シュノーケリングによる海洋生物観察」「シーカヤックによる海上移動体験」、山からの贈り物として「戦争文化遺産探検」「島唯一の山,番岳の役割発見」など行いました。学生たちは、日頃の便利な世界から切り離されて、島での共同生活を安心安全に活動するためのスタッフとして、精一杯頑張っていました。みんな疲労困憊していましたが、得たこ
ともたくさんある活動となりました。